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治療法
【手術療法】

代表的な手術の方法


すい臓がんが初期の段階では、手術での切除が効果的です。手術が適用されるのは、がんが肝臓やおなかなどのリンパ節などへ遠隔転移がないこと、腹膜播種(腹膜にがんが散らばる)がないこと、動脈や膵臓外の神経そうにがんが広がっていない場合になります。このうち1つでも条件を満たさなければ手術は行いません。手術をしてもがんがすぐに再発してしまい、患者さんのからだの負担をかけるからです。

なお、まれですが、がんがすい臓内にとどまっているケースは、5年生存率が約50%に上がるといわれています。

手術の方法には以下のようなものがあります。

手術の方法 内容
膵頭十二指腸切除 膵頭部、およびその周囲に発生したがんに対して行われる手術です。黄疸がある場合は、PTCD(胆管の胆汁を吸引し、胆管内を減圧して細菌を含んだ胆汁の血管内への逆流を防ぐ)などの減黄を起こったうえで施行されます。この手術では、膵頭部だけでなく、十二指腸を全部、胃の一部(残すケースもある)、胆のうなどを切除します。残ったすい臓は小腸か胃につなぐようにし、残った胆管や胃は小腸につなぎあわせます。門脈にもがんが広がっていれば、そこもあわせて切除し、血管をつなぎます。このように、切除後に残った臓器をつなぎあわせることを再建といますが、膵頭十二指腸切除は再建が複雑な手術で、要する時間も長くなります。
尾側膵切除 膵体部や膵尾部にがんができている場合に行われる手術です。膵頭部側を残して、がんのできている膵尾部側をひ臓とともに切除します。切除後に消化管を再建する必要はありません。
膵全摘 がんがすい臓全体に広がっている場合に行われる手術です。すい臓を摘出すると、膵液を分泌する機能が失われるので、術後毎日それを補う消化酵素薬の服用や血糖値の測定、インスリン注射が必要になります。
その他 食べ物が摂取できなくなるのを防ぐために、胃と小腸のバイパス手術、あるいは黄疸を防ぐための胆管と小腸のバイパス手術を行うことがあります。
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