治療法
【抗がん剤による治療】
手術が行えないケースは抗がん剤
抗がん剤による治療法です。すい臓がんの約8割は手術が行えないようながんが遠くはなれた臓器に転移している段階で発見されます。そのような場合はこの方法がとられます。
通常は、抗がん剤を静脈から点滴で投与しますが、経口の抗がん剤が使用されることもあります。
また、抗がん剤治療は、再発を防ぐあるいは再発した場合に行われることや、放射線治療と組み合わせて行われることもあります。
ジェムザールとS-1

現在最も注目されている抗がん剤のひとつに「塩酸ゲムシタビン(ジェムザール)」があります。これまでよく使用されていた5-FUよりもジェムザールのほうがすい臓がんに対して優れた効果を現すことが示されているため、今では世界中で第1に選ばれているようです。ただ、ジェムザールには、吐き気・嘔吐・食欲不振・倦怠感・発熱・脱毛・下痢・便秘といった副作用が現れることがあります。副作用がどの程度現れるかは、人によってさまざまで、実際に投与してみないとわからないのが現状です。
また、ジェムザールのほかに注目されている抗がん剤としては「S-1(ティーエスワン)」があります。S-1は、外来治療が可能で、患者の生活の質を損なわずに抗がん剤治療を実施できるため、現在注目されています。なお、S-1にも骨髄機能低下や嘔吐・下痢といった副作用がありますので、服用する際は、よく医師からの説明を受けるようにしてください。
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